相対性理論を学びたい人のために

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駆け落ちのシミュレート(その35)

 現在2021年9月8日20時06分である。(この投稿は、ほぼ2599文字)

麻友「太郎さん」

私「うん。あれっ、腕枕なんて、したっけ」

麻友「ふふっ、寝てる間に、腕動かしちゃったの」

私「私、薬飲んでるから、寝てる間に、何されても、覚えてないんだよ」

麻友「強い睡眠薬であるのは、確かね。女の人を、眠らせて、というのを、防ぐ方法は、ないのかしら?」

私「一つだけ、対策を講じてある。だけど、男の人を、幼稚園の頃から、『女の人に、そんなことするような人間には、なるまい』と、思うように、育てるような世界にしなければ、どこかにしわ寄せは行く」

麻友「太郎さん、『女の人に、そんなことするような人間には、なるまい』と、思っているの?」

私「以前にも、話したけど、『セックスボランティア』という本を、読んだ」

河合香織セックスボランティア』(新潮文庫

麻友「ああ、太郎さんの艦隊の1隻ね」

私「この中には、障害者で、お金も十分稼げず、親公認で、出張ホストを、雇うという話がある。いつものホストの人が、来てくれる日には、それこそ、頭のてっぺんから足の爪先まで、お化粧し、ほんの数時間を、過ごす。彼女にとって、『王子様はホスト』なんだ」

麻友「だったら、太郎さんこそ、『王女様はホステス』と、できないの?」

私「『異性を、お金で買う』という発想を、問い直したいんだ。この前引用した、旧約聖書の一文の中にも、


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わたしたちの妹が娼婦のように扱われてもかまわないのですか。


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というものがある。江戸時代の士農工商のさらに下の、えた非人レヴェルの娼婦というレヴェルが、あっちゃいけないんだ。だから、旧約聖書も書き直した方が良いと思っている」

麻友「そんな、旧約聖書を書き直すなんて、ブルバキを書き直すのと同じ感覚で言われたら、困るわ」

私「これは、曽野綾子も書いていたから、広く流布した考えなのだろうけど、女の人と寝たいと思った男の人は、その女の人の金銭面をすべて引き受けるという意味で、結婚するのだ。ということだったけど、左右非対称なこの考え方は、私は、気持ち悪い。さらに、キリスト教では、離婚を禁じたり、非常に実用性に乏しい。キリスト教の良い部分は、いくつもあるので、惜しいなあと、思っている」

麻友「太郎さん。確か、分子生物学の女の人を、好きになっていたとき、新約聖書を全部読んだのよね。いつものように、この聖書に、書き込んだりしながら、読んだの?」

共同訳聖書実行委員会『新約聖書 共同訳全注』(講談社学術文庫

私「これ自体ではない。実は、ある人に、預けてあるんだ。書き込みをした方は」

麻友「ある人って?」

私「麻友さんに隠し事をしても、意味ないんだけど、ある人というのは、母なんだ」

麻友「どうして、預ける必要が、あったの?」

私「あの聖書には、毎晩2章ずつ読みながら、イエス様の行いが、これは、学べるとか、これは、失策とか、思ったこと全部書いてあって、面白いんだ。ところが、1994年になって、気が触れたとき、もの凄く思い付いたことを、大量に、メモしたくなって、それも、赤い水性ボールペンで、そばにあった、聖書の欄外に、酷い筆跡で、書き殴ったんだ」

麻友「その内容は?」

私「鉛筆で書いてある、きちんとした筆跡で書いてある方は、一応まともだが、赤い水性ボールペンの方は、何の価値もない」

麻友「価値がないと、分かるの?」

私「あの当時の私の頭の程度では、何も書けるはずない」

麻友「それで、その聖書は?」

私「気が触れて、連れ戻された後、母が、何度も行き来して、全部荷物を作って、送ってくれたんだよね。その本の中から、あの新約聖書が、出てきたとき、母が、『この聖書いるの? なんか、赤くメチャクチャになっているけど』と、言った。私が、『それは、~』と、鉛筆の書き込みを取ろうか、赤い水性ボールペンのために捨てようか、迷っていたとき(当時、私は、強い薬のために、頭の働きが遅かったので、『それは、~』と言って、フリーズするということが、良くあった)、母が、『何か、書いてある。判じ物みたいだね。一応置いておくか』と、保管したんだ」

麻友「じゃあ、この新約聖書は?」

私「母に、『あの赤いメチャメチャの聖書は?』と聞くのも、当時の酷い状態を思い出させるようで、嫌だったので、同じものを、購入したんだ」

麻友「ああ、だから、あの聖書は、お母様に預けてある、ということに、なってるのね」

私「京都から帰ってきてからの酷い状態は、親サイドから見ても、私から見ても、あまり思い出したくないんだ」

麻友「聖書を改訂するなら、それを使っても、良いでしょう。ところで、女の人を眠らせて悪事を働くのを防ぐ対策が、一つ講じてあると言ってたけど、何なの?」

私「非常に原始的なんだけどね、色を付けたんだよ」

麻友「えっ、水色のって、本当は、色付いてない薬なの?」

私「私は、もう10年以上、この薬を飲んでいるけど、最初は、白い薬だった。あるときから、水色になって、おまけに、入院したら、この薬は、アメリカ合衆国には、持ち込めないことが、分かった。なぜだろう? 自殺するからかな? と思っていたら、暴行に使うからだって。不自然に水色をしたお酒やジュースは、気を付けた方が良い。でも、そんな人が、ひとりもいない社会に、できないのかな?」

麻友「太郎さん。聖職者にでもなった方が、良かったんじゃない? 聖書も読んでるし」

私「だめ。ぜったいだめ。祈りでは、社会を良くは、できない」

麻友「寝覚めから、文献まで引いて、大演説だったわね。さあ、朝食にしましょ」




麻友「こんなに、1個1個引っ掛かってたら、シミュレート終わらないわよ」

私「今日のところは、熱が入ったけど、次回は、もっと進める」

麻友「じゃあ、おやすみ」

私「おやすみ」

 現在2021年9月8日22時32分である。おしまい。