相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

どうしてこんなもの習うの?

 現在2020年5月5日19時17分である。

麻友「それは、言いたかった」

若菜「学校で、なんでこんなもの、習うの? ってことですよね」

結弦「お父さんは、どう思っていた?」

私「若菜に、つまり姪に、どうやって京都大学に合格できたか? というのを話すとき、『伯父さんには、やりたいことが、あったんだよ』と、話した」

若菜「どういう意味ですか?」

私「『伯父さんは、日本で最高の物理学の教育を、受けたかったんだ。だったら、京都大学だろ』と、話したんだ」

若菜「でも、行きたかったから、受かったなんて」

私「そうじゃ、ないんだ。まず、私は、高校2年のとき、英語が偏差値55から、60くらいだった。後で自分で自覚したのだが、英語の授業がつまらないから、あまり、熱心に聞いてなかったんだよね。予習もしてなかった」

麻友「じゃあ、太郎さんは、数学ができない子は、授業が面白くなくて、聞いてないから、できないんだって言うの? 予習もしないから?」

私「さすがに、100点取る子供は、才能のお陰だ」


結弦「お父さん認めるの?」

私「1987年、横浜翠嵐高校に入って、最初の試験で、数学は100点だった。だが、このとき私は、化学が99点だった。化学でもクラスで1番だった。他のクラスでは、100点だった子がいると、先生が言っていたけどね」

若菜「その100点が、どういう意味を持つんですか?」

私「実は、私のクラスで、数学で100点だった人は、2人いた。もうひとりの人は、海老原君という人だった」

結弦「レヴェルの高い高校では、誰が何番って、どんどん分かるんだね」

私「そうなんだ。それで、私が、この話をしたのは、試験は、入学早々はやらないだろう。4月に入学して、6月最初くらいだ。試験をして、採点されて、答案が戻ってくる。数学の澤野先生という先生が、答案を返した後、『100点が、2人いました。海老原と、・・・』と言いながら、『もうひとりは、もちろん、松田君』と、言ったが、皆、納得だった。なぜだと思う」

若菜「最初の試験なんですよね。お父さんが数学そんなにできるなんて、みんな知ってたんですか?」


私「なぜ、知ってたか? それは、私が、学校にいる間中、数学をやってたからなんだよ」

麻友「今も、数学ばっかりやってるけど、そのままだったのね」

私「あるとき、クラスで文化祭の準備か何かしながら、クラスメイトが、『どうして、そんなに、数学できるの?』と、聞いてきた」

若菜「お父さんまさか・・・」

私「そう。『好きだからだよ』って」

若菜「納得しました?」

私「『僕も、数学好きなんだけどな』と、言ってきた」

結弦「そういうとき、お父さん、なんて応えてきたの?」

私「『もっと、好きになったらいいんじゃないかな?』と、応えた」

若菜「クラスメイトは、なんて?」

私「『もっと好きになればいい、か、そういう答えもあるか』と、それ以上は、追求してこなかった」

麻友「そんなに、クラス全員が納得するほど、数学に打ち込めるには、才能がなきゃ、無理だ、と、太郎さんも、認めたわけね」

私「そう。100点取れるほどに、なるためにはね。だけど、授業が十分面白くて、テストでも80点くらい取れるためには、才能は関係ない」

若菜「何が、必要だと?」


私「最初に言った、『どうしてこんなもの習うの?』という理由を教えてもらえて、授業が楽しめれば、80点取れる」

麻友「でも、そもそも、数学なんて、これから、新しいことを必要としているわけでもないし、勉強する理由なんて、ないじゃない」

結弦「お父さんと、5年と1月も付き合ってきて、まだ、そんなこと、いうの? お母さんは?」

麻友「だって、だって、太郎さんがツイートしてくるたくさんの投稿を読むのは、本当に大変だったのよ。私には、30点分くらいしか、分からなかったのよ」

若菜「まあ、お父さんが、お母さんの実情を知るまでに、時間がかかりましたね」


麻友「それで、さっきの化学が、99点というのは、どう繋がってくるの?」

私「実は、私、化学では、100点取ったこと1度もないんだ」

若菜「でも、99点なら、十分才能あると、言えませんか?」

私「1度も100点取れなかった、というのは、私が、化学を、面白いと余り思えなかったからなんだろうな」

麻友「それで、『どうしてこんなもの習うの?』という投稿で、どうするの?」

私「小学校の算数から、大学の数学までで、『どうしてこんなもの習うの?』と、思えることは、たくさんある。それを、調べに行く探検を、数学という冒険として、ゲームにしたら、どうかと思ったんだ」

麻友「最近、『数学』というゲームの話は、下火になってたけど、また盛り返してきたのね」

私「新型コロナウイルスのために、家に閉じこもっている人は多い。『ウソをつかない数学』というゲームのベータ版みたいなものを、楽しんでもらえたらいいなと、思う」

麻友「太郎さんに取って、算数はクイズだったから、間違えても構わなくて、楽しかった。数学を学んで楽しい物にする。ペストの1665年に、3つ発見したニュートンには、かなわないけど、新型コロナウイルスで、暇だった2020年に、数学で、ひとつ発見したじゃない」

若菜「その言葉が、お父さんには、最高のプレゼントだと思いますよ」

結弦「『数学は冒険』が、確立した日。5月5日、こどもの日だな」

麻友「太郎さんの優しかったおばあさまの、2回目の命日ね」

私「良かった。今日は、これで、終わりにするよ」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

麻友「おやすみ」

私「おやすみ」

 現在2020年5月5日21時29分である。おしまい。