現在2021年5月2日10時30分である。(この投稿は、ほぼ3725文字)
麻友「えっ、本当に、駆け落ちするの?」
私「だから、シミュレーションだって」
若菜「どういう状況で、駆け落ちということに、なるのですか?」
私「私が、障害者だから、お金を稼げないということで、麻友さんのお父様に、猛烈に反対されて、それでも、麻友さんが、私を好きで、駆け落ちするとか、眞子様みたいに、日本から追放されそうだから、駆け落ちするとか、秋元康さんから圧力かけられたとか、理由は、いくらでも、あり得るよね」
結弦「秋元康さんから、なぜ圧力かけられるの?」
私「JALやANAの飛行機のパイロットって、どれくらい訓練受けたら、なれるか、知ってる?」
結弦「パイロット? あっ、そう言えば、ロケットの飛行士だって、言葉だけだって、何カ国語も勉強するし、徹底的に、十何年も、訓練するよね。ロケットほどでなくても、お客さん何百人も乗せて飛ぶんだから、博士課程出るくらい。つまり、大学4年の後、5年くらいは、当然必要だよね。お金もかかる」
若菜「あっ、お金か。お母さんには、秋元康さん達が、大量に投資してたんだ。それを、半分気違いのお父さんのために、『健康上の理由により引退します』と、なった。そりゃー、秋元康さん、怒るわよねえ」
私「だから、駆け落ちって、麻友さんと私には、現実かも知れないんだよ」
麻友「それくらい、本気で、シミュレートするわけね」
若菜「ドラマだと、『来ちゃった』とか」
私「麻友さんが、そんな、危ないことするわけないだろう」
結弦「じゃあ、どうするの?」
私「まず、麻友さんと私は、しゃべったことも、ないんだよ。私が、本当はどんな人間か、徹底的に調べる」
若菜「ブログで、十分、分かっていませんか?」
私「あの、麻友さんが、それくらいで、満足するわけない。まず、大切なマネージャーさんに頼んで、信頼できる人間をひとり、私のアパートの、掃除の女の人として派遣し、私を調べてもらう」
結弦「なんか、ミステリー小説みたい」
私「駆け落ちの話を急ぐから、ちょっとスピードを上げて、なぜ、掃除の女の人か?」
若菜「えっ、理由があるのですか?」
私「ハーバード大学の学生なんかって、家庭教師の代わりに、自分の精子を売ったりしているんだよね」
麻友「えっ、太郎さん、そんなことして、生計立ててるの?」
私「統合失調症は、100パーセント遺伝するんだよ。私の精子は売れない。ただね、研究する人が、いるかな? と思って、情熱を傾けたときのティッシュペーパーを、食べ終わった後のチップスターの筒に入れていて、たまると紙ゴミで出すんだよね。それを、入手すれば、私の他の遺伝病も、分かるじゃない。ただの掃除の女の人じゃ、ないかも知れないわけよ」
若菜「これが、現実というものですか。もう、未来に希望を持てません。大学に行かないかも知れません」
私「明日になれば、けろっとしてるよ」
結弦「お母さんが、お父さんの家まで、完璧に調べ上げてるから、『来ちゃった』レヴェルじゃないのは、わかった。少なくとも、行く前に、まずメール。それから、スカイプで、顔を確かめて、『行くわよ』と、なるんだね」
若菜「そうしたら、お父さん、部屋を掃除する?」
私「しない、しない。麻友さんに6年間、珠玉の投稿を送り続けた、この部屋を、見てもらいたいもの」
麻友「そこへ、行くの?」
私「うん」
麻友「じゃあ、シミュレート始めて」
新型コロナウイルスが、まだ収まっていないある日、約束通り、ジーメールに、メールが来た。
「太郎さん
渡辺麻友です。絵馬に『世界平和』と書く、麻友です。本人だと、分かりましたね。
もう、太郎さんと一緒になるには、この前太郎さんが、『結婚をシミュレート(その34)』で、提案した、駆け落ちしか、なさそうです。太郎さんの家へ行きたいのですが、最後に、太郎さんの顔を、確認させて下さい。スカイプで、しゃべれませんか?
麻友」
私「そのメールは、不思議と、私が、家にいるとき、来た。それで、直ちに、返信」
「麻友さん
メールアドレス、教えてくれてありがとう。良く覚えていてくれたね。ドラマ『デート』。そうか、じゃあ、スカイプやってみよう。私のアカウントは、姓と、名が、逆になっているけど、判定は、私の本物の顔写真が、載ってる。もし他人が、同じ写真使って、ニセアカウント作ってても、少しチャットやれば、これニセモノだって、分かるよ。だって、私は、歴史上最高の数学者で物理学者なんだから、誰も真似できない。私は、スカイプのチャットで、渡辺麻友っていうアカウント、いくつも取り込んでるけど、麻友さん自身かどうか、分からない。麻友さんの側から、探して。じゃあ、これで、送るよ
太郎」
私「スカイプを開いて待つ。30分ほどして、麻友さんらしき人から、チャットの招待が、来る。私が、一番、これかな? と思っていた。本命のアカウントだった」
渡辺麻友です
松田太郎です
本人ですか?
ニセモノです。キリッ!
アッハッハッ
じゃあ、カメラonにするわよ
私もonにするね
麻友「ハー、本当に、不細工よねえ。どうして、こんなのに、心を奪われちゃったのかしら?」
私「それ、反撃だろ」
麻友「反撃?」
私「『大公』トリオのデートで、
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綺麗な胸だね。
「ペチャパイだって、ずっと悩んできたのよ」
男の人も、好みは、人それぞれ。私は、胸の大きさより、顔で好きになる方だった。
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(『ベートーヴェンピアノ三重奏曲第7番『大公』』という投稿より)
と、書いたの、実は、もの凄く、傷ついてただろ」
麻友「太郎さんは、自分がどういうことをしたか、分かってるの? 私のファンの前で、私は、胸が小さいと、侮辱したのよ。その後の言葉、フォローに、なってないじゃない。美人だけど、貧乳だと、断言してる」
私「乳がんって、言っただけで、女の人は、死の淵に突き落とされる思いがするものだろうからね」
麻友「ただまあ、太郎さん不細工だから、許すわ。羽生結弦君に言われてたら、自殺したかも知れないけど」
私「じゃあ、駆け落ちだけど、急ぐの?」
麻友「善は急げよ。明日決行よ」
私「そこまで、追い詰められているのか」
麻友「太郎さんの家は、調べてある。コロナ禍で、みんなマスクしてるから、バレない」
私「不幸中の幸いか」
麻友「明日、何時なら、起きられる?」
私「その約束は、全然できない。眠り薬飲んでるんだから。でも、麻友さんが、ピンポーンって、やるか、扉を、トントンと、やれば、目は覚めると思う。『ハイッ』って、言うから、『アメリです』とか言えば、起きていくよ」
麻友「寝間着着て、出て来るつもり?」
私「ああ、この季節だと難しいけど、寝間着の上に、コート羽織って出るかな?」
麻友「えっ、太郎さん。ヤクルトレディ達に、そんなことしてるの?」
私「全部、着替えるまで、出ていかないのは、悪いだろう。腐りやすいもの抱えているんだし」
麻友「・・・」
私「さすがに、二の句が継げないか。貧しい人達って、そういうレヴェルの人も、いるんだよ」
麻友「宅配ポストも、ないということね」
私「うん」
麻友「それで、予算なんだけど。太郎さんの側は、どれくらい、用意できるの?」
私「麻友さんの側が、私の父に、『絶対、障害を持っている、息子さんと、幸せに生きる覚悟があります』くらいのことを、言えるのなら、父から、お金を出してもらえるから、予算は、関係ない。どうせ、みかん山の家に行く電車賃すら私は、捻出できないのだから」
麻友「太郎さん、完全に、お父様に、おんぶにだっこ、なのねえ」
私「芸能人と一般人、文化人と一般大衆、健常者と障害者、全然生活レヴェルが違うんだ」
麻友「取り敢えず、30万円くらいは、持っていくわ」
私「そうだね。多すぎず、少なすぎず」
麻友「本当に、駆け落ちすることに、なるなんてね」
私「お嬢様と、お坊ちゃまの、駆け落ちって、マンガみたいだね」
麻友「これは、現実なのよ」
私「じゃあ、明日、一応、10時くらいに、来てね」
麻友「私達、スカイプで、今日、初めてしゃべったのに、こんなに、話が弾むなんてね」
私「確かに、神様、味方してくれてる」
麻友「新型コロナウイルスまで、味方してくれてるなんて、奇跡だわ」
私「じゃあ、取り敢えず、筆を置くよ。生活費、受け取ってくるから」
麻友「じゃあ、バイバイ」
私「バイバイ」
現在2021年5月2日14時24分である。