相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

48歳での野望(その2)

 現在2020年5月1日18時02分である。

麻友「この前ので、終わりじゃないの?」

私「麻友さんをガールフレンドにする、というのは、どうしてもかなって欲しい野望だけど、数学と物理学は、本を読むだけで済む問題ではなかったんだ」

麻友「太郎さん何か、研究成果を挙げられる?」

私「本当の研究成果を挙げるのは、難しい」

麻友「弟さんに、『京都大学で、発見したこと? そんなものは、ないのです』と書いていたけど、気になっている方法とか、ないの?」

私「こんな方法は、使えないだろうか? と、思っている方法は、ある。だけど、多分再発見に過ぎないと、思ってる」

麻友「ちょっと、話してみてよ」


私「中学3年生のとき、先生に勧められて、この本を読んだことは、話しただろうか」

銀林 浩(ぎんばやし こう)/榊 忠男(さかき ただお)『数は生きている』(岩波書店

数は生きている (岩波科学の本)

数は生きている (岩波科学の本)


麻友「ああ、『『数学』というゲームの企画書(その6)』という投稿で、言ってたわね」

私「その本の最後でね、『複素数(つまり虚数)は、平面で表せるのだから、2次元の数だ。では、3次元の数というのは、あるのかな?』という問題が、噴出する」

麻友「どうなるの?」

私「『3次元の数というものはないが、時間を加えて、4次元の数、『四元数(よげんすう)』というものならハミルトンが、発見している』とある」

麻友「それだけ?」

私「さらに、『8次元の数、『八元数(はちげんすう)』というものを、ケーリーという数学者が発見している』と、書いてある。それが、この本の最後だ」

麻友「それで、太郎さんは、どうしようというわけ?」

私「大学で、複素数までは、複素解析みたいに、2次元の数の解析学を、やったんだ。ところが、四元数解析学は、習わなかった」

麻友「この世界は、時空4次元のはずなのにね。普通に考えれば、その方法は、上手く行かないから、ということよね」

私「気になったので、私は、文献を漁った。3回生の終わり、1994年3月28日(麻友さんの誕生した日の2日後)、京都の駸々堂(しんしんどう)でこの本を買っている。図書館で本を見付けたのは、麻友さんの誕生日当日だったかも知れない」

堀 源一郎(ほり げんいちろう)『天体力学講義』(東京大学出版会

天体力学講義

天体力学講義


麻友「えっ、私の誕生日? その本、持ってるなんて、太郎さん、私の片割れよ。道理で、『シンクロときめき』してるわけね。それで、どういう本だったの?」

私「四元数を用いて、天体力学、つまり天文学を、論じた本なんだ」

麻友「太郎さんは、どうしたかったの?」

私「四元数解析学。とくに四元数積分を知りたかった」

麻友「読んだの?」

私「ほとんど、読んでない」

麻友「どうして?」

私「あのときの私の頭は、あらゆるものに懐疑的で、新しいものを吸収できなかった」

麻友「本当は、何を、したかったの?」

私「複素数での解析、つまり複素解析では、コーシーの定理というものがあった。あるものの周りを一周積分すると、その囲まれた中のことが、全部分かるという強力な定理だ。これを、四元数に拡張して、この時空4次元のある部分の周りの曲面上で、ある値の積分をすると、中のことが全部分かる、という定理を作れないかと、考えていたんだ」

麻友「そこまで、的が絞れていながら、できなかったの?」

私「今の量子力学の最先端まで行ってないから、何を導けばいいか、まだ分かってなかったんだ」


麻友「そんな、結果しかない。はっ、太郎さんが、そんな結論の為だけに、こんなに書いたりは、しない。何か隠してない?」

私「隠してはないけど、私のブログを『天体力学講義』と検索してみた」

麻友「ブログ内の検索ね。それで?」

私「いくつか引っ掛かったが、2006年11月5日の『エヴァンスは正しい?』という投稿を、読み返した。私が、もう、物理学の基本法則の統一は完成されているのではないかと、予想を述べた投稿だった」

麻友「それで?」

私「その投稿に、山口潔という人が、コメントしてきていた。


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エヴァンスは半分正しい。
間違っている訳ではない。真理への正しい道筋の上にいるが、究極には達していないというべきか。
四元数を使ってMendel Sachsが統一場理論を完成している。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/3684/
http://www.compukol.com/mendel/index.html
参照
Sachsは又、エーテルにつながる理論展開をしている。
Marcus S. CohenはSachsの理論を発展させて8 spinor理論を完成させ、宇宙はエーテル(8種のspinor粒子から成る真空)で構成されており、このエーテルの動的な自発的対称性の破れにより物質粒子が生まれることを理論的に導いている。
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/3684/
参照(googleでmarcus cohen spinorで検索することを奨める)
宇宙は8種のspinor粒子から成る真空に物質粒子が特異点として存在する複合体であり、真空は不可視の結晶というべきものである。
長くなるのでこれまで。

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13年前のコメントなので、リンクはすべて切れている。だが、

『marcus cohen spinor』

と、ググってみろと、書いてある」

麻友「ググったのね。結果は?」

私「2002年の論文で、『8-Spinor quantum gravity』(8スピノールによる量子重力)というものが、見つかった。実際見つかったのは、2002年の論文を、2018年に補強したものだった。私の文献のリンクに、『Marcus S. Cohen 8-Spinor quantum gravity』というフォルダにPDFで、保存しておいた」


麻友「もう、仕事は、終わっているということ?」

私「ちょっと、分からない。最初の2002年の論文を、山口潔さんは、


宇宙は8種のspinor粒子から成る真空に物質粒子が特異点として存在する複合体であり、真空は不可視の結晶というべきものである。


と、書いていて、一通り分かっているようだが、新しいことをするとき、実際何が起こるのか、完全に予言できるのかどうかは、何とも言えない」

麻友「それを、確かめたいとは、思わないの?」

私「実は、私、どういうことを、調べれば、確かめたことになるのか、分かってないんだ」

麻友「どういう意味?」

私「物理学を、完成させようと、思っているけど、どうなれば、完成されたと言えるのか、分かってないんだ」

麻友「はーっ、48歳まで生きてきて、まだ、そんなことが言えるなんて、羨ましいわね」

私「今日は、遅くなったから寝るよ。でも、麻友さんとしゃべってて、頭が大分整理されたよ」

麻友「それは、良かったわね。じゃあ、おやすみ」

私「おやすみ」

 現在2020年5月1日23時13分である。おしまい。