相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

問題17出題

 現在2023年8月13日4時48分である。(この投稿は、ほぼ3307文字)

麻友「随分早いけど、昨日、寝られたの?」

私「疲れ切って、寝たから、3時38分に、目が覚めた」

若菜「問題、再開するのですね」

結弦「前回は、望遠鏡の話で、長引いたよなあ」

私「今回からは、2問とも、問題集から持って来ても、良いとするのだった」

若菜「『集合論問題ゼミ』を、始めるということだった。訳本は、絶版になっていて、

原書は、

だけど、

が、かつてあった」

私「良く分かっている」


結弦「この問題集の問題は、44題だけど、お父さんは、大学に在学中に、15番目まで、解いてある」

私「そうだ。だけど、本当に意味のある問題は、この後だった。残念なことをしたと、思っている」

若菜「そのリベンジですね」

私「この本も、多くの本のご多分にもれず、序、序論、記号の説明が、長い。もう、麻友さん達は、分かっていることだから、一気に、問題#1 から、始めよう」


 問題#1

 この演習問題では、この世に存在する集合は次のものだけであると仮定する。

 {a=\{b,c\},b=\{~~~\},c=\{e\},d=\{c,e\},e=\{b\}}

 この記号は、{a} の要素は{b}{c}のみで{b}は要素を含まない、などの意味である。

麻友「今、寝てたの?」

私「6時頃から、10時15分まで、寝ていた」

麻友「それで、良いのよ」

 現在2023年8月13日10時27分である。再開。

 問題

1.以下の文のうちどれが真か?

{\mathrm{(i)}b \in e~~\mathrm{(ii)}e \in b~~\mathrm{(iii)}b \in d~~\mathrm{(iv)}(a \in c \vee c \in d)}

{\mathrm{(v)}(b \in c \Rightarrow a \in a)~~\mathrm{(vi)}(e \in d \Leftrightarrow d \in e)}

{\mathrm{(vii)}(e \in c \wedge a \in c)~~\mathrm{(viii)}\forall_x \neg (x \in b)~~\mathrm{(ix)}\forall_q(q \in c \Rightarrow q \in a)}

{\mathrm{(x)}\forall_n(n \in e \Rightarrow n \in a)~~\mathrm{(xi)} \exists _k (k \in d)~~\mathrm{(xii)} \forall_s \exists_t (s \in t)}

{\mathrm{(xiii)}\forall_s \exists_t(t \in s)~~\mathrm{(xiv)} \exists_h \forall_i ((i \in e \Rightarrow i \in h) \wedge \neg h=e )}

{\mathrm{(xv)}\exists_g \exists_w ((g \in e \wedge w \in e ) \wedge \neg g=w)}

私「途中だけど、お腹空いたから、マックへ行ってくるよ」

麻友「行ってらっしゃい」

 現在2023年8月13日11時44分である。中断。


 現在2023年8月13日22時09分である。再開。

若菜「今日も、新しいことが、あったのですか?」

私「『力学の基礎』で、1箇所だけ、もの凄いところが、あるんだ。今日読んでいたら、そこだけ、相空間が、無限次元だという。シンプレクティック形式が、弱非退化ということが、起きるのは、第5章第5節だけだと書いてある。見に行ってみると、第5章第4節で量子化の話をした後、第5章第5節 無限次元のハミルトン力学系入門 とあって、波動方程式シュレーディンガー方程式も波動方程式である)を扱ったあと、一般相対性理論の真空中のアインシュタイン方程式が、議論してあって、私がこの本で、まさに一番読みたいと思っていた、ところだった」

結弦「帰ってきた後も、本を見ていた」

私「今年(2023年)の3月30日、この本が出版された」

麻友「高い本」

私「新井朝雄(あらい あさお)さんというのは、数理物理学の立場で、量子力学と、取り組んでいる人だった。私も、沢山本を持っている。


麻友「うわっ、10冊も」

私「そうなんだが、場の量子論繰り込みという操作に関して、記述がないなあと、ずっと不思議に思っていた。そんな矢先、昨日(2023年8月12日)鶴見のCIALのくまざわ書店で、

を、見たとき、量子力学繰り込みと、カシミール効果について、厳密に議論してある記事に出会った。新井朝雄さんの『場の量子論統計力学(増補版)』を、しきりに引用している。『さては!』と思って、記事の著者を見ると、新井朝雄さん本人だった」

若菜「お父さん。もう、そういうのが、分かるほどに、なっているんですね」

私「でも、13,200円の本を、おいそれとは、買えない。取り敢えず、持っている旧版を、見てみようと、今日、取り出してみた。『ああ、1988年(私の入学前)に、もう繰り込みのこと、書いてくれていたんだね』と、不勉強を恥じた。それで、アマゾンで、増補版の、サンプルを、眺めてみた。そうしたら、2021年の論文で、Aizenman と、Duminil-Copin が、トリヴィアル性というものに関して、成果を挙げ、Duminil-Copin は、2022年のフィールズ賞を受けたということだった。今、私が、興味を持っていることも、最先端のことなんだな、と嬉しかった」

結弦「それで、止まる、お父さんじゃないんだよね。そのトリヴィアル性の論文を、ダウンロードして、このブログの『私の文献』のリンクに、『トリヴィアル性』というフォルダを作って、保存した」

麻友「そんなことやってるから、『集合論問題ゼミ』の問題に戻るのが遅れた」


私「2問に拘るのは、よそう。折角1問出来上がっているのに、もう1問が、書けてないから、夜更かしすることになる。今日は、問題17だけだ」

若菜「お父さん、ガロアが、どうしてアーベルの業績を知っていたのか、分からないと、以前言ってましたが、お父さんが、どうして2年前の重要な論文を、もう嗅ぎ付けているのか、私達に取っては、謎です。いつも、気にかけていると、分かるんですね」

麻友「じゃあ、問題#1 が、問題17ね」

私「問題#1 は、もうちょっとあるのだが、欲張らないことにしよう」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

麻友「おやすみ」

私「おやすみ」

 現在2023年8月13日23時34分である。おしまい。