相対性理論を学びたい人のために

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数学を悟ってみて(その25)

 現在2020年12月22日20時00分である。(この投稿は、ほぼ1561文字)

麻友「今日も、ポートで、楽しんできたみたいね」

私「第4火曜日は、ポストカード作り、ということに、なっているんだ。以前、ポストカードではないけど、こんなのを、見せたね」

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若菜「ああ、花火ですね」

私「それから、2カ月、お休みしたんだけど、先月、もう一度、挑戦してみようかな? と、思って、参加したんだ。これを、描いた」

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麻友「あっ、これは、なかなかいいじゃない。柿と落ち葉だと分かる」

結弦「『秋風辞』っていうのは、何?」

私「絵を描いていたメンバーのひとりが、『和歌でも、書いたら、いいかも知れませんね』と言ったんだ。それで、秋の漢詩ということで、『秋風辞(しゅうふうのじ)』という漢詩の題だけ書いたんだ」

麻友「まさか、暗唱している?」

私「高校2年のとき、暗唱したんだ。でも、大学から戻ってきた後、余り、口に出して言う機会も少なくて、『秋風起こって、白雲飛び、草木黄落して雁南に帰る』までで、止まってしまった」

麻友「本当は、もっと長いの?」

私「こういう漢詩なんだ」


少 歓 簫 横 泛 懐 蘭 草 秋
壮 楽 鼓 中 楼 佳 有 木 風  秋
幾 極 鳴 流 船 人 秀 黄 起  風
時 兮 兮 兮 兮 兮 兮 落 兮  辞
兮 哀 発 揚 済 不 菊 兮 白
奈 情 悼 素 汾 能 有 雁 雲
老 多 歌 波 河 忘 芳 南 飛  漢
何             帰    武
                   帝

麻友「訳してもらわないと、分からないわ」

私「

秋風が吹き起こり、白雲が飛ぶように流れる。草木は黄ばみ落ち散って北地の雁(がん)が南に帰る季節となった。秋の蘭(らん)には長い柄の花が出て、菊にはかんばしい花が咲いた。それらのものを見るにつけても、私は忠臣のことを思って、忘れることができないのである。自分は今、汾河(ふんが)の絶景に楼船(ろうせん)を浮かべて、その流れの中に船を横たえていると、白波が船の腹をうつ。たてぶえやつづみの楽の音が鳴って、舟歌を歌い出して、盛んな宴会に楽しみを尽くすのである。今や歓び楽しみが極まってくると、却って哀しい気持ちが増してくるように思われる。ああ、少壮(しょうそう)の楽しい時はいつまで続くことであろうか。やがて来る老いをどうすればよいであろうか。

という漢詩なんだ」

麻友「綺麗な詩だけど、哀しい詩ね」

私「私は、高校2年のとき、覚えたから、そんなに哀しい詩だとは、思わなかった」

若菜「それで、さっきの色紙に、この漢詩を書きたかったのですね」

私「暗唱しているけど、漢字までは、覚えていないんだ」


麻友「それで、今月のポストカードは?」

私「来年が、丑年ということで、墨で、『牛』とか『丑』とかを、書いたんだ。

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とか、

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とか」

結弦「才能がないのは、確かだけど、自分なりに楽しめる。というのは、お父さんの美点の一つだね。これからも、それを、貫いてよ」

私「今日は、もう疲れて、明日は、ポートの大掃除なので、早く行く。数学は出来なかったけど、もう寝るね」

若菜・結弦「おやすみなさーい」

麻友「おやすみ」

私「おやすみ」

 現在2020年12月22日22時14分である。おしまい。