現在2021年2月19日16時39分である。(この投稿は、ほぼ2925文字)
麻友「認知症ということは、昨日の、おじいさまの話は、本当は、続きがあったのね」
私「どんどん、色んな話が出てくるから、あらかじめ、予告しておこう。まず、アルツハイマーの話は、昨日駅ビルのくまざわ書店に、行ったとき、手にした本で、アルツハイマー型認知症は、親から子へ、確率50パーセントで、遺伝し、遺伝した場合、100パーセント発症する、ということを、知ったことなんだ」
若菜「その遺伝子が載ったDNAを、受けついだら、絶対発症するということですか。AIの私達は、大丈夫ですが、人間さんは、大変ですね」
私「遺伝し、発病する。だけど、発病を、遅らせることは、ある程度、可能なようなんだ」
結弦「お父さんは、辞書を引くことと、夢中になれるゲームを持つこと、の2つの対抗策を持っているのだから、まだ、かなり発病を伸ばせるんじゃないの?」
私「この間うち、ちょっと心配してたけど、まだ、大丈夫かも、知れない。そうなると、私と、祖父の間の父が、問題となる」
麻友「あっ、お父様。お父様のためのゲームとか、考えているの?」
私「今、新型コロナウイルスの影響で、会議でも何でも、リモートで出来るように、なりつつある。父と差向いだと、しゃべりにくくても、スカイプなら、議論できるかも知れない。これに、どう誘うか?という話が、第一の話題」
若菜「それから?」
私「人間って、ああ、したい。こう、したい。と、思っても、すぐには、実現しないことが、多い。でも、十何年とか、二十何年とか、それくらい願っていて、実現しないことって、よっぽどのことでない限り、ないように思うんだ」
麻友「それを、言って、どうするの? お金のない社会にしたい、という願いも、かなうというの?」
私「それも、言えるんだけどね、麻友さんに、名前を付けてくれた、お婆様の願いのとおり、麻友さんには、たくさんの友達が、できた。でも、結婚するとなると、どうしても、ひとりを、選ばなければならない。麻友さんの心を本当に、一人占めしている男の人は、私では、ないかも知れないが、麻友さんは、面白い話を一杯してくれる、私のことも、キープしておきたい、という気持ちが、あるのでは、ないだろうか? いや、握手会で、色んな男の人と仲よくなった麻友さんには、そういうキープしておきたい男の人が、何人もいるのだろう。それは、淫らな女の人だとか、ガメツイ女の人だとか、言われるようなことでは、ない」
麻友「どうすれば、そういうことが、実現できるのかしら?」
私「男の人同士を、嫉妬させないように、することだよ。要するに、他の男の人に会っているところを、別な男の人に、見られないように、すること」
麻友「えっ、それ、出典は?」
- 作者:羽仁 進
- メディア: 新書
ただし、羽仁さんは、男の人が沢山の女の人と付き合うにはどうすればいいか? というのに、悪漢になれば、いい。と、書いてる。私はそれを、女の麻友さんの場合に、当てはめたんだ」
麻友「太郎さんは、私に飽きたら、どうするつもりなの?」
私「麻友さんって、特別なんだ。先日、paypayフリマから、メールが来て、古い週刊プレイボーイ、60冊くらいを、どれでも、マーケットで、落とせます。と、表紙の写真を写して、言ってきた。『こんな古いもの』と、ダーッと、スクロールしていったら、『あっ、麻友さん!』と、2冊気付いたんだ。確かに、渡辺麻友って、書いてあった。私にとって、麻友さんって、特別なんだ」
麻友「そうやって、私をたぶらかすのが、ふたつ目の話題。その次は?」
若菜「認知症、お母さんとの恋愛、と、来たら、次は、ご自分の病気ですか」
私「うーん。病気なのかなあ。誇大妄想というのは、統合失調症の症状のかなりの部分を占めるから、やっぱり、病気か」
結弦「誇大妄想が、あるの?」
私「本当は、妄想かどうか、分からない」
若菜「ここで、話して見ましょうよ。数学と同じで、ペンでは、誰も死にません」
私「まず、一方で、私は、豊かな家庭に育って、お金がなくて、今晩食べるものもない、などという経験は、したことが、なかった」
若菜「それは、いつもの仮定ですね」
私「お金を稼ぐというほど、熱心にならなくても、大人になれば、収入が得られると思っていた」
結弦「そう、思ってたんだよね」
私「この世界で、一番悪いものは、戦争だと思っていた」
麻友「太郎さんのいつもの調子」
私「原子力発電所などというものを、作らなくとも、太陽光発電の効率を上げれば、電気が足りなくなったりはしないと、思っていた。これは、今でも、本当だと思っている」
若菜「お父さんの、物理学の、出番ですね」
私「さて、この辺から、妄想で、怪しいことを、言い出す」
結弦「どんなこと?」
私「大学に受かったとき、私は、クロイツェルソナタの女の人のことで、頭がいっぱいになっていて、親が見ても、心配な状態だった。このときのことは、きちんと書いておかなければ、ならないのだが、合格する前の年、大学に落ちた年だが、私は、父に、来年は、必ず受かるから、大丈夫、という手紙を、書いている。そして、大学に落ちて、他の人を傷つけ、生きているのが辛かった、と書いたノートに、あの私の状態を、見たら、自殺しないように精神科へ、連れて行って欲しかった。ということも、書いた。1年後に大学に合格したとき、放心状態の私を、母が、京都大学附属病院の精神科へ連れて行ったのは、こういう経緯があったのだ」
麻友「その話は、初耳ね」
私「この精神科で、お医者さんは、『現実観念が、薄いと思うが、理学部なんて、キ印ばっかりだから、なんとかなるだろう。それに、そういう生活をしていたら、周りが、助けてくれるだろうから、友達に任せた方がいいかも知れないな。でも、彼女のことにしても、やってはいけないことをしたら、社会の罰を受けるよ。とにかく、京都大学理学部というところは、なんのかんのやっても、卒業させてくれるところだから、大丈夫だよ』と、言ったのだ」
若菜「ここで言っている、現実観念が薄いというのは、どういうことなのでしょう」
私「ひと言で言って、お金を稼がなければならない、という意識が希薄だったことだと思う」
麻友「太郎さん。分かっているんじゃない。それで、どうだというの?」
私「この全世界が、お金を稼がなくて良かったらいいのにな、と思っている人も、多いと思うんだ。働かなくて良い世界にしていいかどうか、半分子供の私が、どっちに旗を振るか、多くの人が、見ているのかも知れないというのが、私の誇大妄想だよ」
麻友「この3つについて、話したかったのね」
私「細かいところは、また別の機会に書く」
若菜・結弦「じゃあ、おやすみなさーい」
麻友「おやすみ」
私「おやすみ」
現在2021年2月19日22時21分である。おしまい。