相対性理論を学びたい人のために

まだ一度も相対性理論を勉強したことのない人は、何か一冊相対性理論の本を読みかじってみて、なぜこんなことが?という、疑問を持ってからこのブログに来てください。ブログの先頭に戻るには表題のロゴをクリックしてください

英雄のフェルマータ

 現在2023年6月3日18時20分である。(この投稿は、ほぼ2293文字)


麻友「太郎さんは、5月23日に、『問題15,16の解答』を、書いて来たとき、もうひとつ書きたいことが、あったのよね」

長引いた理由

私「この日、

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の投稿の最後の、外出のところに、


私「父に面会する、母を、病院まで車で送り迎えするために、実家へ、妹が来ていたので、会いに行ってきたんだ。オーケストラでのヴァイオリンの話とか聞けて、面白かった」


と、書いている。妹から聞けた、面白かった話を、書きたがったが、投稿がどんどん連載になって、超特急ガロアもあって、もう月をまたいでしまった」

『英雄』のスコア

若菜「どういう話なんですか?」

私「話を、分かり易くするため、結論の部分を、見せる」

麻友「これは、『英雄』のスコアの最後の部分」

結弦「お父さん、本当に、『英雄』のスコア、持ってるんだね」

私「どこに、注目して欲しいかというと、最後の小節、4分音符の後、4分休符があって、この4分休符にフェルマータが、かけてある」

若菜「あっ、そうだ」

結弦「えっ、でも、曲は、その小節の4分音符で、終わっているんでしょ。その後の休符を、『その部分だけ音や休止を奏者の任意の長さに演奏する』というフェルマータで、伸ばしても、意味がない」

私「私も、中学3年(1986年)のとき、そう思った」


麻友「そうすると、妹さんに教えてもらった?」

私「非常に劇的に、教えてもらった。5月23日のとき、妹と、オーケストラのことで、激論を交わしていた。そのとき、妹が、こんなことを、言った」



妹「ベートーヴェンの5番で、ジャジャジャジャーン、ジャジャジャジャーンって、始まるでしょ」

私「それは、違うと思うな。ジャジャジャジャーン、ジャジャジャジャ──ン、と、2回目は、ちょっと長いはずだ」

妹「それは、2回目のは、フェルマータが、かかっているから、指揮者が、伸ばしたんだ」

私「えっ、フェルマータって、そういうことか? じゃあ、『英雄』の最後に休符にフェルマータかけてあるのは?」

妹「指揮者が、最後の音出した後、『これで、おしまい』って、指揮棒下ろすまでの時間を、好きなようにして良いってことだよ」

私「それは、『英雄』の講演した頃から、37年も謎だったんだよ」

妹「『英雄』の講演は、聞いてないけど」

私「あれを、中学1年が、聞いてないとすると、中学3年生だけに、講演したのかな?」



私「こういうことだったんだ」

麻友「妹さんって、凄い。でも、妹さんに、『2回目は、ちょっと長いはずだ』なんて、喧嘩売るなんて」

私「いや、喧嘩を売ったのは、妹の方なんだ」

若菜「どうしてですか?」

私「以前、N響アワーか何かで、5番の出だしは、2回目が少し長いのですと、指揮者か何かが、言ってたし、私は、スコアで、それを、確認したこともあった。ほらっ」

結弦「第5のスコアも、持ってるの?」

私「第5の方は、『2003年9月4日 池袋リブロ』と、書いてある。保谷にいたころだ」

若菜「どうして、スコアが、必要だったのですか?」

私「確か、Singer Song Writer VS 6.0 というソフトを買って、パソコンに演奏させようと、思ったからだったと思う」

迫力があった

若菜「なるほど。それで、妹さんが、喧嘩を売ったというのは?」

私「妹の側は、2回目が長いことは、もちろん知っていたはずなんだ。だけど、私を釣るために、わざと、同じように口ずさんだ」

結弦「妹さんが、忘れてたのかも」

私「それは、ありえない。なぜなら、妹は、青山学院女子短期大学時代に、青学のオケで、1回、第2ヴァイオリンで、この曲を、演奏している。それから、麻友さんも知っているように、

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の投稿で、結弦に、

を、あげた日、藤沢で、今も入っている、アマチュアオケで、この曲を、やはり第2ヴァイオリンで、もう1回演奏している。妹も、第5のスコアを持っていることを、私は知っている」

結弦「僕が、あのコンサートのアンケートに、『迫力があった』と、書きたくて、お父さんの電子辞書、使わせてもらったんだったね」

もの凄く高い音

麻友「妹さんが売った喧嘩を、太郎さんは、買ってしまった。でも、そのお陰で、37年来の難問が、氷解した。太郎さんらしい」

私「来年春、ブラームスのヴァイオリン協奏曲を、弾いてくれるそうだ」

麻友「太郎さんの一番好きな、ヴァイオリン協奏曲。あの高い音を、聴けると良いわね」

私「録音でなく、ナマならば、聴き取れるかも知れない」

若菜「21時50分です。もう眠った方が、良いのでは?」

私「そうだな。解散」

 現在2023年6月3日21時51分である。おしまい。